陸奥新報で「完成見学会」が紹介されました|2024年12月17日
陸奥新報社提供
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2024年11月24日、黒石市で開催したみらいホームの完成見学会に陸奥新報社様が取材に訪れ、およそ40分間、内観・外観のこだわりやフランク・ロイド・ライト、オーガニックハウスについてご案内・説明いたしました。
2024年12月17日に陸奥新報社様で記事になったので、ご紹介いたします。
以下に陸奥新報社様の記事の内容をまとめます。
未来環境開発が創業30周年
巨匠理念の住宅造り
米国の建築家ライトの思想追及
1軒目が完成した見学会
黒石市の未来環境開発(筧 正明代表取締役)は創業30周年の節目を迎えた今年、近代建築の三大巨匠の一人に挙げられている米国の建築家フランク・ロイド・ライト(1867~1959年)の理念に従った住宅造りを始めた。11月下旬、記念すべき1軒目となった同市緑ヶ丘の新築住宅で見学会「もしフランク・ロイド・ライトが1000万円台で家を建てたら」を2日間の日程で開いた。今後も津軽の地でライトの建築思想を受け継いだ住宅を追求していく。
(渋谷 紘一)
ライトは米国のカウフマン邸(落水荘)、グッゲンハイム美術館、日本の帝国ホテルといった建築作品を手掛けた人物で、後世のモダニズム建築に多大な影響を与えている。
一級建築士の筧代表取締役(60)が経営する未来環境開発は「MIRAI HOME」のブランドを掲げ、良心的価格かつ信頼できる家造りをかねて行ってきた。
新たな取り組みとして、自然と芸術の融合をうたった巨匠の理念に立脚した住宅を本県で実現しようと、本邦で唯一「フランク・ロイド・ライト財団」から認定を受けている「オーガニックハウス」と新たに提携。記念すべき1軒目がこのほど、黒石運動公園の近くに完成し、施主の厚意で引き渡し直前に2日間限定の見学会が実現した。
会場の2階建て住宅はシンプルかつモダンなデザイン。ライトが1000万円台で―というユニークなタイトル通りの金額で建てたという。住宅内では3月に県立美術館で開いた住宅展と同じ趣旨のミニ住宅展も併催し、相談に訪れた見学者が模型やパースに見入った。
筧代表取締役の長男で、ライトの理念に基づいた家造りを担当する一級建築士の筧 聡史取締役(28)は「予算の枠内でできる工夫をしている」と説明。分かりやすい部分では、正面右側の1、2階窓を縦に連なるよう配置。黒い窓枠が白い外壁と好対照を成し、美しく映えるようにした。「建物正面の窓は、人間でいうと顔に当たる部分、マスクをした状態にしたくなかった」からだ。結果的に屋内では大きな窓が開放感を演出しており、「2階の部屋が実際の間取りより広く感じられる効果もある」と語った。
近々にライトの理念に基づいた2軒目の住宅の工事に入る予定、目下の課題については「雪国ならではだが、つらら対策。克服できるようなデザインを試行錯誤中」とした。
創業以来、200棟を手掛けてきたという同社。節目について、筧代表取締役は「今の時代、30年やってこられただけでも自分としては良かった」と受け止めており、「後継者のめども立ち、自分の代で終わることもなくなった。88歳の父が健在なので、あやかって私もあと30年頑張り、これからも良い物を手の届く範囲で実現したい」と誓った。
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