津軽新報で「こみせの会の活動」が紹介されました|1990年5月31日

津軽新報社提供

1990.05.31津軽新報

この画像は当該ページに限って津軽新報社が利用を許諾したものです

みらいホームの筧 正明代表は、こみせのまちづくりを行っています。そのこみせを今の時代に残したのは筧代表の父、江戸っ子や代表兼こみせの会会長を務めた筧 正嘉を中心とした20人の地元の経営者たちでした。

こみせを守った当時の様子が津軽新報社様の1990年5月31日の記事に記録されています。

以下に津軽新報社様の記事の内容をまとめます。

こみせの街作ろう

若手経営者20人結束 黒石市

中町の旧マルゲン跡を買取る

「活性化の起爆剤に」と

黒石市の街並みを代表する「こみせ」を活性化の起爆剤にと、同市の若手経営者二十人が結束して、中町の旧マルゲン跡を買い取った。当面は「こみせ」を復元するが、将来は「菊乃井」と一緒に観光に役立てたいといい、さらに保存運動を盛り上げて「こみせ」の街をつくろうという構想を描いている。買取に踏み切った、こみせの会(筧 正嘉会長)は、法人化などを検討するとともに、具体的な活用方法について幅広い意見を聞くことにしている。

こみせの会はメンバーが三十人、青年会議所のOBと現役がほぼ半分で、会長は筧 正嘉氏(江戸っ子や)、副会長は木下 啓一氏(木下商店)、事務局長が佐藤 洵一氏(マルサ佐藤製作所)。いずれも若手の経営者ばかりで、平均年齢はほぼ四十歳だという。

中町にある旧マルゲン跡の買い取りは、「マルゲンさんの好意による」(筧会長)もので、筧会長によると、面積は一千平方メートル。「こみせを守る」ことに、二十人が結束して資金を出し合った。

「こみせ」は、黒石市の街並みを代表するものであり、同市が進めているレインボー・プロジェクトでも、その活用がポイントになっている。筧会長も「こみせは、素晴らしい文化遺産だ。我々が想像する以上に素晴らしいものを持っている。」と語る。

旧マルゲン跡を買い取ったのは「こみせを活性化の起爆剤にしよう」というねらいからで、計画ではまず、アーケードを取り壊して「こみせ」を復元する。そして鳴海酒造店「菊乃井」と結び、観光に役立てるという計画。

一部とはいえ「こみせ」を復元することによって、中町を中心とした「こみせ」の保存運動が盛り上がるのを期待しての買い取りだ。「こみせの素晴らしさを、まず市民が認識を新たにし、市民ぐるみの運動を展開するようでなければ…」(筧会長)。

こうした運動を展開することで、“こみせの街”のイメージはさらに高まり、経済の活性化に結び詰めることができるというわけだ。同店舗の具体的な活用方法については、幅広く意見を求めることにしている。意見を聞くことがまた、保存運動の盛り上がりにもつながるものと期待している。

将来に向けて、こみせの会も株式会社、あるいは協同組合を検討している。

レインボー・プロジェクトの基本構想では「こみせ」を「雪国黒石の歴史遺産の一つ。長い歴史の中で育まれた雪国の知恵。こけしなどとともに、地域の生活の知恵を表現するものだ。」ととらえられている。

そして「中心市街地に残る沢成庭園、鳴海酒造、髙橋家、こみせなどを修復、再生を進め、新しくスポット、スポットに広場、施設を計画し、ネットワークとして市街地全体のみどころ・ネットワークをはりめぐらす。」といい、観光資源の活用でも重要な位置づけをしている。

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